玄関から勝手口までどんな鍵なら安全?

我が家が一戸建てを購入して住み始めてから10年ほどになる。私たちの住む町は郊外にあるけれども、東京のお金持ちの人たちがわざわざ移住してくるくらい地盤が強いことで有名らしく、いかにもお金を持ってます的な大きな家が多い。まあ我が家は大きな家と家の隙間のような土地に建てた家なのでとても小さいけれど。でもそんな土地柄のせいか防犯会社に警備巡回をお願いしているくらい防犯意識は高いので、今のところご近所で空き巣被害にあったという話は聞いたことがない。それにもし空き巣被害があったとしても、うちみたいな小さな家に入るくらいなら、きっと他の大きな邸宅を狙うだろうなーと思っていた。

ところが私の友人の話を聞いて考え方が変わった。彼女の家は団地で、近くには有名な高級住宅街があるというのに、彼女の住む団地の方で空き巣被害があったそうなのだ。こんな風に書くと失礼かもしれないけれど、もし私が空き巣なら、絶対に狙わないだろうなというくらい古い団地だったので、とても驚いた。家が古いから、小さいから大丈夫なんて、あてにならないのかもしれない。

そういうわけで、遅ればせながら我が家も危機感を抱き、もう一度防犯について見直してみることにした。玄関のピッキングに負けないくらい多いのが勝手口からの侵入なんだそうだ。確かに勝手口って玄関よりも防犯意識が薄いわりに、人目につきにくい場所にあることが多い。そこで玄関から勝手口まで、どんな鍵なら安全かというのを調べてみた。すると、これなら絶対に大丈夫、という鍵はないとのこと。だけどどちらにおいても言えるのが、ワンドアツーロックといって一つのドアに鍵を二つ以上つけるのが好ましいらしい。今まで我が家の勝手口には一つしか鍵がついていなかったけれど、これを機に補助錠をつけることにした。小さな城だけど、我が家にとってはたった一つの城、できるだけ安全に住み続けていきたいと思っている。

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